文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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カテゴリ:★★★★★( 3 )

あらすじなど

「キル・ビル」の元ネタとして有名になった映画。

まずタイトルクレジットが異様にかっこいい。ラウド入りのパンクな音楽とグラフィックが、とてもカンフー映画のタイトルとは思えない。これから始まるやりたい放題の物語を予見させ、自ずとテンションが上がる(ような気がする)。

なんといっても見どころは武術大会改め天下一武道会。蟷螂(カマキリ)拳やら猿拳やら鷹爪拳やら分かりやすいモチーフはカンフー素人にも理解やすく、アクの強いマンガチックなキャラクターが次々と登場する。中でも、タイの人が見たら怒らないか心配になりそうなムエタイや、腕を伸ばしたは良いが振り回しているだけのような気がするヨガの人は、かなり印象的。また侍らしき日本人も出場するがなぜかトンファー使い。日本人がエロで卑怯な描かれ方をしているのはありがちで納得できるが、大会での彼の卑怯さに感心する片腕ドラゴンもどうかと思う。また審判が判定後に「勝」「負」と表裏に書かれた扇子を開く、マンガだったら「ビシィッ」という効果音が描かれてそうな動作もかっこいい。

ヒーローである片腕ドラゴンが、なかなか策士で卑怯なところもこの映画のおもしろいところだ。ムエタイ一人を集団で焼き殺す場面はいわずもがなだが、ボスのギロチン坊主を倒すところもなかなかのもの。相手の盲目というハンデを巧みに利用し、トラップで斧を二本も命中させた後でやっと素手のカンフー勝負に出る。
そんな卑怯者に二人の弟子を殺されたギロチン坊主の、片腕は皆殺しにするほどの怒りはちょっと納得できる気がする。
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by 44gyu | 2005-01-22 23:35 | ★★★★★

カンフーハッスル

公式サイト

あのチラシや公式HPの写真からはとても想像出来ないくらい面白かった。チラシや予告で映画のおもしろさが全て出尽くしちゃったら元も子もないけど、この映画の場合かなり損してると思う。私はつまんなそうな映画だと思ってた。

この映画はメインはもちろん傍役まで、キャラクターの個性が強すぎて一時も目が離せない。画面に必ず変な人がいるのだから。出てくる人出てくる人皆濃いいし、アクションは「ありえない!」だし、笑いどころも沢山あるが、この映画はただのギャグ映画ではない。熱くて濃くてかっこいい。

ストーリーは、ドラゴンボールなどのジャンプ系ヒーロー物のような反則技使いまくりの展開。普通の(?)冴えないオッサン、オバサン達が「実は〜だったんです」と次々真実の姿を現しカッコよくなっていき、いつの間にか闘いのスケールが途方もなくデカくなっている。しかも題名にカンフーと付いているのにメインのアクションにカンフーらしいカンフーがほとんどない。波動拳とかカメハメ波でみんな闘っているのだ。野球を知らない人が描く野球マンガのようなものなのかもしれない。そして話がマンガっぽいなら絵づらもマンガっぽく、前作以上に無茶なことになっている。しかし他の映画で観たらきっとムカつくようなオーバーすぎるアクションもいつの間にかクセになってしまった。

マンガ調なので、善い者・悪い者の描かれ方も分かりやすい。正義を守る者達がかっこいいのはもちろんだが、悪役もしっかりかっこいい。主人公が敵対するギャング団のボス、サム組長はなぜかいきなりダンスを踊り出すのだが、そのダンス(ミュージカル調の群舞)は、カッコイイとサムイのギリギリの際でかっこいい。サム組長役の俳優は、前作の「少林サッカー」でブルース・リーかぶれの変なゴールキーパーだったのだが、今回は冷酷でキザで残忍なギャングのボスへと大変身。しかもかなりキマっている。伝説の殺し屋・邪神は、塚本晋也が悪役やった時よりもっと陰険で危険な感じで、だらけたたたずまいと笑みがかっこよすぎる。彼の必殺技には笑わせられるが、自肌にジャケットの姿はなぜか素敵。

また今回は音楽も素晴らしかった。サム組長のテーマはワイルドでかっこいい。京劇っぽい音楽で繰り広げられるCGを多用したアクションシーンは、ゴージャスで目と耳で楽しめ、それだけでもかなり見物だった。琴を武器にした殺し屋が出てくるのだが、琴の流れるような音とマッチしたアクションも良かった。。

話は続いてないので前作を観てなくても十分笑えるし面白いとおもうが、観てると知った顔がたくさんでてくるし、前作にからめたセリフも出てくるのでより楽しめると思う。前作で異彩を放ってたキャラに再び会えるもうれしかった。

年令制限がないのと前作の「少林サッカー」の印象から精神的に無防備な状態で観ていたのだが、人や動物が傷付くシーンは思いのほかグロくてショックを受けてしまった。けっこう残酷かも。
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by 44gyu | 2004-12-22 23:20 | ★★★★★

ヴァン・ヘルシング

公式サイト


今年観た中で最も好きな映画のひとつ。

ゴシックな世界観、疾走感、個性的なキャラクターと、個人的に大好きな要素が詰め込まれまくりでお腹一杯、大満足の映画だった。2時間以上のけっこう長い映画なのに、テンポよく一時も退屈することなく最後まで観れる、ジェットコースターのような映画だ。音楽もスピード感がありぴったりで良い。

それぞれのキャラクターが持つ武器や衣装なども大変凝っていておもしろい。その辺も見どころのようで、主人公がいろんな武器を使ってくれたり、脇役達が変わった物を持っていたりする。キャラクターものはやっぱりディテールに固執しなきゃ、というツボを監督は心得ている。

主人公のヴァン・ヘルシングをはじめ、ビザールな感じのヒロイン・アナ王女、動物的なドラキュラの花嫁などすばらしいキャラクター達ばかりだが、個人的なご贔屓はフランケンシュタインとイゴール。フランケンシュタインは、聖書ばっかり読んでいたためか妙な性格になってしまったところが、イゴールはビクター博士を裏切ってドラキュラのしもべとなった男だが、あのしもべっぷりが良い感じでお気に入りなのだ。次回作があるなら、イゴールはぜひ生き返らせてもらいたいものだ。

ストーリーは有って無いようなものだが、こういう映画であまりにストーリーがしっかりしていると、かえって鬱陶しいのでこんなもんで良いと思う。深く考えずにアトラクションに乗る感じで楽しむ映画だと思う。
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by 44gyu | 2004-12-14 22:47 | ★★★★★