文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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カテゴリ:★★★★( 30 )

ロミオ&ジュリエット

あらすじなど

甘〜い。砂糖で書いたような「ロマンチック」。ストーリーはもちろん甘いけど、こういう大甘の美術は大好物なので、映像を観てるだけでも楽しい。銃ひとつとっても細部まで凝っていて、制作者のこだわりに感心するばかり。特に女子の部屋(ばあやの部屋含む)は、デコラティブな宗教グッズが大量にごちゃごちゃと並べられ、花柄の家具が乙女らしさをさらに引き立てている。2人の最後のシーンなんか、クライマックスらしく、この映画の中でも最高にかわいらしくて甘い。このシーンは最もロマンチックな物語の、最もロマンチックなシーンだと思うが、私が今まで観たことのあるこのシーンの背景は、けっこう殺風景なものばかりだったと思う。今回は永遠の悲恋らしい、ため息が出るような美しい演出に、感動も高まる。
ジュリエット役のクレア・デインズは、写真で見ただけだとなんだか冴えない感じの女の子だなあと思っていたのだが、動いているとお嬢様らしい品のよさとおっとり感がこの映画のジュリエットにぴったり。若いレオナルド・ディカプリオは文句なしに美しく、ロミオとしてジュリエットをみつけるまなざしが、甘いだけでなく真直ぐひたむきで、心を打つ。2人とも若いカップルの美しさとあやうさを見事に表現しきっている。
一番好きなシーンは、2人の出会いのシーン。言葉も少なく、ほとんど互いの顔をただ追うだけの演出なのだが、吸い込まれるように惹かれる合う2人の気持ちがストレートに伝わって感動的。有名な後の悲劇を思うと切なさも加わって、奥の深いとても美しいシーンだと思う。
「タイタニック」でもディカプリオの美しさには驚かされたけど、この映画のディカプリオも「タイタニック」と同じかそれ以上に美しい。甘い役が似合う人なんだろうなあ。彼の甘い演技がもっと観たい。気狂いはもう良いから。

見始めは、凝った映像と舞台調のセリフに、狙い過ぎて外してるんじゃないかと不安だったが、ジュリエットのいとこ・ティボルトが出てくるあたりから不安は解消されてきた。どうしても時代を感じさせる原作を、大仰な演出で違和感なく見せたアイデアは大成功だったと思う。美術も、物語も、演出も全てが美しく、可愛らしく、何度観ても飽きない映画だ。
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by 44GYU | 2005-08-10 18:49 | ★★★★

キッチン・ストーリー

公式サイト


女ッ気なし!カラカラに枯れたおっさん(じいさん)達が織りなす、間がなんとも言えないほんわか映画。

北欧といえば、社会福祉が整い、リッチで洗練された国々、という印象だったけど、意外に素朴?1950年代の話だからかもしれないけど。
なに気なく映っている看板や家具がとってもかわいらしい。また質素ではあるが、食べ物がすごく美味しそう。宮崎駿の昔のアニメに出てくる素朴ご飯のような。
中立国って平和で尊敬されてるものかと思ってたけど、それはそれで問題もあるのだなあ。とノルウェーの被験者がスウェーデンの調査員に愚痴っているのを観て思った。それに何処も隣の国とはあまり仲が良くないのかな。

一番好きなシーンは、イザックの友達グラントが、急速にイザックと仲良くなったフォルヶに嫉妬して、彼が寝起きするトレーラーを線路の上までひいて行き、それに気付いたイザックがフォルヶが寝てる間にトレーラーを元の場所にひいて戻しておくところ。
3人の三角関係が、ちょっと過激であったりするが、互いを想う気持ちが伝わってきてこちらまで優しい気持ちになれる。
また時間が経つにつれ変わっていく3人の表情がみごと。ちょっとした表情に思わずニヤニヤしてしまう。

ラストは唐突すぎるし、フォルヶの身の振り方がちょっとわざとらしかったように思えたのが残念だった。
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by 44gyu | 2005-08-03 19:08 | ★★★★

修羅雪姫

あらすじなど

劇画な映像がかなりカッコイイ。ナレーション、題名の入り方、いきなり朗読が始まる解説など、どれも痺れる。梶芽衣子の切れるようなカッコよさはもちろん、傘に仕込んだ白い細身のドス(?)も素敵すぎ。
そもそも理不尽すぎる運命を背負わされたヒロインの物語が普通じゃなさすぎる。

こうして見ると、キル・ビルってこの映画にホントにモロ影響受けてるんだなあ。ルーシー・リュ−の役は白い着物までそっくりだし。
黄門様・西村晃の師匠振りもキレててかっこいい。痩せて青白く、ギョロっとした目がほんとに怖い。樽に入って坂道を転がされるのは、モロ人形だったけど、あれがいったいどんな鍛練になっているのだろうか?他にも少女・雪が師匠に着物をまっぷたつにされてすっぱだかにさせられ、それでも戦い続けるとか、凄い演出のオンパレードだ。
血の出方もハンパではない。リアリティとか関係なし。絵の具のような真っ赤な血が噴水のように飛び散りまくる。キル・ビルではわざとらしすぎる感じもしたこの演出も、完全にマンガっぽい本作では妥当な演出にみえる。ような気がする。
また雪の母親役の赤座美代子が、梶芽衣子に劣らず美しい。エクボがいい。この2人に睨まれたら絶対動けなくなるなあ。

続編 「修羅雪姫/恨み恋歌」
あらすじなど
も観た。これは1作目に比べて普通にまとまっており、壮絶さも1作目ほどではない。
伊丹十三と原田芳雄が兄弟役で出ており、個人的にうれしいキャスティングだ。伊丹十三のウェットな色気が印象的。今回の雪は、革命家と医者というエリート兄弟に囲まれちょっとバカっぽく見え残念。けっこうだまされやすく、口車に乗せられやすい。また、彼女にはあまり正義のためとかに働いてほしくなかったので、それも残念だった。
伊丹十三の奥さん役に、吉行和子が出ていたが、最初分からなかった。今もきれいな人だけど、若い時もかなりきれいだった(でもおっぱいがちょっと怖かった)。
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by 44gyu | 2005-08-02 21:26 | ★★★★

妖怪大戦争

公式サイト


監督が三池崇史なので、そうそう子供向けに偏った出来にはなっていないだろう、と思ってはいたが、1968年版のようなモロ水木しげるデザインの妖怪が出てきたら嫌だな、と心配していた。しかし、「ぬりかべ」や「いったんもめん」はしょうがないとしても、他の妖怪達はそれほどモロではなかったので、ほっとした。敵役の妖怪「機怪」のデザインは韮沢靖で、意味不明なスカル装飾やギスギスした造型がかっこいい。
今思えば、なぜ妖怪達はフルCGじゃなかったのかな?とも思うが、ケタ違いのハリウッド映画の制作費とは違うだろうから、CGにしたからといってリアルになるとも限らなかっただろう。着ぐるみ、特殊メイクのぼてぼて感も、チャチではあるが、役者の顔が見えたりして楽しかった。

子供向けではあると思われるので、血やグロいシーンは殆ど出てこない。だからなのか主人公ダタシのペット的妖怪であるかわいい「すねこすり」が、ぬいぐるみながら血(ゲロ?)を吐いたり、ムチでビシビシ叩かれたり、いたぶられ役を一人でこなしている。三池崇史の血ヘドへの執念なのか分からないが、「かわいい」よりも「かわいそう」の感想が多かった「すねこすり」はいろんな意味で印象的だった。
同様に直接的なエロもないが、チラッと見える女妖怪の腰や濡れた太ももがやたらエロい描き方だと思った。水というよりも油を塗ったようなテカりかたの太ももで、不必要に脚を開いているのがエロい。
また人気子役、神木隆之介くんのサービスショットまであった。私は少年好きとかじゃないけどドキドキした。サービス丸出しでちょっと笑えるし、好きなシーン。
豪華なプロデユースチーム「怪」の面々もいくつかの場面で出演しているが、さり気なく嫌みっぽくなく、うまく「特別出演」していたのではないかと思う。

最後のオチは、子供向け映画でそれはアリなのか?というくらいビックリした。しかし大人としてはおもしろかった。後でその結末に強いメッセージが込められていたことを知り、納得。大翁様ならでは。

監督が三池崇史でなかったなら観なかったかもしれないし、ちょっとサムいところもあったが、単なる子供向けではない、角川60周年記念映画に相応しい豪華で楽しい映画だったと思う。
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by 44gyu | 2005-07-28 23:14 | ★★★★

アイランド

公式サイト

SFアクション。
2時間ぶっ通しのスピード感(主人公達はほとんど走ってる!)に、次から次への超過激アクションでホントに息つく暇がなかった。
高層ビルからの落下や、何台もの車をぺちゃんこにしながらのカーアクションなどなど、「それ、絶対死んでる!」というようなドキドキ・ハラハラ、派手派手アクションの連続に痺れた。また、それらの破壊・粉砕の様子が「デッド・コースター」や「ゴースト・シップ」のそれらのシーンみたいにやたら鮮明でリアル。更に釣り針のようなものを射された人が引っ張られたり、5寸クギが何本も手に刺さったりと細かな痛いシーンも盛り沢山。そんな身にしみるような痛いシーンはわざと盛り込まれてあると思われ、そういういやらしさはけっこう好きだ。正にジェットコースター・ムービーで、「スゴイ!」「痛い!」の連続だった。

宣伝具合も、今どきのスター・ウォーズや宇宙戦争ほど派手でないように思われたし、予告の映像もイマイチ地味なように思われたので、実はあまり期待してなかったのだが、痛くて派手なアクションが新鮮で、予想以上にかなりおもしろかった。近未来の乗り物のデザインもかっこよかったし、主演の2人もキュートで良かった。マイケル・ベイ監督の「見せる」技術と才能につくづく感動。ハンパでないアクションの連続にお腹いっぱいになった。

ストーリーや色合いは、「カンパニーマン」やら「マイノリティー・リポート」やら「アイ・ロボット」などを思わせる。クローン技術というなかなか深いテーマでありながら、問題提起するわけでもなく、上記の映画のどれよりも悲愴感がなく軽い印象をもった。かっこいいアクションのために、近未来と何かの問題を背景に添えただけのような感じ。主人公2人のラブもスパイス程度。ありがちな近未来のすごいテクノロジー描写ですら少ない。
しかし、「アクション娯楽映画」に徹した監督の潔さは悪くないと思った。アクション以外のシーンはどっかで観たような…感も多く、あまり真新しさはないが、アクションにその何倍ものエネルギーを費やしてあり、観ている方も考える間もなく頭をからっぽにして観れて楽しい。観終わった後もスッキリする。

日頃どんな派手な映画を観ても、ストーリー部分に入ると寝てしまうとか、爆発やスピードだけでは寝てしまうとかいう人も、この映画はストーリー部分は少ないし痛いしきっと寝る間はないだろうと思われる。
2時間もあっという間。また観たい、と思う映画だった。
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by 44gyu | 2005-07-18 00:22 | ★★★★

蛇娘と白髪魔

あらすじなど

楳図かずお原作マンガの実写化。

生き別れになっていた両親と再会した小百合。しかし実の両親の住む屋敷に越してきてから奇妙な事ばかり起こる。姉とも再会したが、姉は冷たく小百合をいじめる。しかもこの姉が背中にウロコの生えた蛇娘だった。更に白髪魔が小百合を襲う。

スゴイ!すばらしい。
なんてったって題名がスゴイ。蛇娘はなんとなく解るが、白髪魔ってなんだ。
楳図かずおのマンガ自体かなり変わっていてキてるが、この映画はまたちょっと違った雰囲気でキていておもしろい。単なる女同士の喧嘩、姉妹喧嘩と違う、陰険そうなイジメや嫌がらせが、なぜかジメジメした印象を受けない。いじめられる小百合が、いじめ役の顔に傷を負った姉タマミに同情しながらも、反抗的に睨みつけ、負けずに口答えし、やられてばかりじゃないところがスカッとしていて良かったのかもしれない。また、タマミのキャラクターが強烈すぎて憎めなかったのも良かったのかもしれない。タマミの言葉使いは時代を感じさせてかっこいい。
特殊造型もすごい。
タマミは顔の傷を隠すためのマスク(パック?)の作りが稚拙で、妙なツヤがあったり度々ひっつれていたりしており、その不自然さがタマミの顔の怖さを倍増させている。
白髪魔のマスクは、マスクというかお面で、ぼこぼこしすぎた歯や潰しすぎた鼻など、雑な作りが一層怖さを感じさせる。白髪魔は特撮上たまに人形にチェンジするのだが、あからさまな変化が手作り感を感じる。途中小百合が戦う大蛇はお祭りで出てくる張り子のようだ。小百合の夢に出てくる蛇の大軍は、何を目指して作ったのか分からないくらい蛇の体型と程遠いたくさんの蛇が出てくる。
ラストの建築現場に追い詰められ、足場にぶら下がった絶体絶命の小百合のシーンは、とても楳図かずおっぽいなあと思った。こんなにしぶといヒロインが今までいただろうか。角材で何度も殴られ、掴まってる手を血だらけにしながらも、なかなか落ちない小百合はとてもたくましい。

若くて痩せている平泉征と、同じく若いがキャラは変わってなさそうな楳図かずおが出演しているのも見どころだった。
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by 44gyu | 2005-07-07 22:27 | ★★★★

ライフ・アクアティック

公式サイト

ワンマン海洋探検家兼ドキュメンタリー監督のスティーブ・ズィスー率いるチーム・ズィスーは、幻のサメ「ジャガーザメ」を追って航海に出る。

好き嫌いがかなり分かれる映画のようだが、私はかなり好き派だ。何もかもがツボにはまった。
まずキャストが良い。ビル・マーレイ、ウィレム・デフォー、アンジェリカ・ヒューストン、ケイト・ブランシェットなどなど、どなたも「この人が出てる映画なら観たい!」という人達ばかり。その中でも今回は特にウィレム・デフォーが良かった。「プラトーン」「スパイダーマン」のシリアスなイメージしかなかった彼が、コミカルな役を演じていたのにびっくりした。しかもこのちょっとオバカな役がまたぴったり合っている。周りに比べてちょっと低めの身長も絶妙。(しかし調べてみたらビル・マーレイ/185cm アンジェリカ・ヒューストン/178cm ケイト・ブランシェット/174cm オーウェン・ウィルソン/180cm ウィレム・デフォー/177cm と、そんなに目立って低くないみたい。あれ?)ずっとコメディ俳優だったかと思うくらいしっくりしていた。ビル・マーレイの後ろでチラチラ見えるウィレム・デフォーの顔が頭から離れない!

美術も最高。壁にかけてある絵、過去のズィスー映画のポスターなど、どれをとっても手抜かりがなく素晴らしい出来で、良い感じにわざとらしい。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の監督ヘンリ−・セリックによる架空の海の生き物達は、カラフルでかわいらしく、どこか懐かさも感じる。東欧のストップモーション・アニメのような動きとデザインがおもしろかった。また「型から入る」とおぼしきチーム・ズィスーのユニフォーム、文具セットの存在も好きだ。変なところにお金をかけてしまうズィスーのセンスに共感。アディダス別注スニーカー、販売してくれないかな。

ストーリーもゆる〜〜くて、しかし結構残酷だったりして、一時も目が離せなかった。1シーン1シーン、ほとんど無駄そうでひとつも無駄なシーンはなく、手の届かないところがかゆいようないやらしい笑いがいっぱい詰まっている。何時の間にか仲間になっている銀行の監視人ビル、なぜか美少年揃いのズィスーのライバルヘネシーの監視船などなど、素敵な小ネタがいっぱいだった。

音楽もやわらかいボサノバとピコピコ音楽が、狙いすぎず外さずすばらしい。しかもボサノバはデビット.ボウイの昔の曲のカバーで個人的に大好きな曲ばかり。どちらもツボでこれまたハマった。

わがままで自己中、自意識過剰のズィスーだが、なぜか人がついてくる。逆に怒って離れて行く人もいる。この映画を観た人の感想を色々観てみたが、それらもまた同じように極端に分かれるているのが印象的だ。
死ぬのは嫌だが、私もぜひチーム・ズィスーに入りたい!だってなんかとっても楽しそう。
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by 44gyu | 2005-07-05 21:09 | ★★★★
公式サイト

ついに完結!
先だっての東京国際フォーラム試写会に行く事ができた。途中エラーによりDLPからフィルムへ変更有り、芸能人なし(たぶん)の昼の回で、席もたいへん観辛い位置だったが、観れただけでも満足。会場もお祭り気分でとても楽しかった。

デジタルリマスター版からだか、旧3部作から一応全作劇場に足を運んだ。実は今までそんなにこの大人気作をおもしろいと思ったことはなかった。魅力的だが子供っぽい
し、マニアックすぎて話についていけないと思っていた。キャラクターやディティールを観る類いの映画なのだろう、とも勝手に思っていた。全作観はしたが、なんとなく観てきたような感じだ。
しかし今回初めてこの物語に心底感動した。
この完結編まできてやっと、今までよく判らなかった暗黒卿の陰謀や、エピソード4に至った過程がなんとなくだが判るようになった。過去と未来の輪が繋がり、今までぼんやり観てきたストーリーが、今回登場人物のセリフのひとつ、行動のひとつに関連付けられ、次々と思い出され、繋がっていく。これまであったこと、これから起こることを想いながら目頭を熱くしながら観ていたら、2時間21分の上映時間があっという間に過ぎてしまった。たいして思い入れのなかった私ですらこうだったのだから、公開を待ち望んでいた熱烈なファンの人達の感動は相当なものになるんだろう。
まさか「スター・ウォーズ」で泣きそうになるなんて思いもよらなかった。今回のエピソード3は個人的に過去最高。悲しいが、とても美しい物語だった。
分厚い本をやっと読み終えた時のような、ほっとしながら残念でもある、大きな満足感を得られた。

これからエピソード4〜6、1、2をまた見直して、劇場公開に備えようっと。


以下ネタバレ





一番感動的だったのは、やはりアナキンが完全に暗黒面に落ちてしまうあたり。
観終わってみると、この長い物語はダ−ス・ベイダ−の物語だったんだなあと思える。神々しすぎるジェダイとおのれの為だけに生きるシスの間で、最も人間らしかったのがダ−ス・ベイダ−だったのだなあ。愛する人を自然の摂理に逆らってでも生かしたい、って凄く人間的だ。たぶんダ−ス・シディアスが言う「死を克服する研究」は、彼の場合アナキンのとは用途が違うんだろうなあと思った。
最後、パドメの死に絶叫するアナキンにエピソード6のダ−ス・ベイダ−の最期を思い出す。パドメの死際の言葉が「あの人にはまだ善の心が残ってる」というような言葉だったが、善の心っていうか「愛」だったんだろうなあ。
いかん!こんな書いてても泣けてくる。

最期のエピソード3でこのシリーズに対する感想を完全に覆された。今度全シリーズを見直す時は今までとまったく違った目で観ることになるだろう。

前半、パルパティーンを救出したオビ=ワンとアナキンがコルサント(←たぶん)に不時着した後あたり、ファルコン号を見たと思う。
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by 44gyu | 2005-06-21 21:35 | ★★★★

イン・ザ・プール

公式サイト

伊良部総合病院の地下にある精神科の医師で、伊良部総合病院の跡取り息子・伊良部一郎を松尾スズキが演じ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一がへんな病気に罹った患者を演じている。
原作未読。

思っていたよりはるかに面白かった。
先だって、同じ原作者で同じ伊良部一郎が主人のドラマ「空中ブランコ」を観ていたのだが、これがあんまり面白くなかったので心配していたのだった。伊良部一郎を阿部寛が演じていたのだが、伊良部はただの頭の弱い人みたいな描かれ方だった。またマユミちゃん役は釈由美子。

映画の松尾スズキ演じる伊良部は、ひょうひょうとした怪人物ぶりが、この人以外にありえないというくらい松尾にぴったりハマっていた。またそう思うわせる演技や演出がすごい。たぶん他の人が言ってたらなんでもないようなセリフも、松尾が言うとたちまち味がでておもしろくなってしまう。天才と言われるわけだよなあ、とつくづく思った。パッと見きたないヒゲヅラのおっさん(失礼)がこんなにカッコよく見えるなんて!
また松尾とは10年ぶりくらいの共演というふせえりが、出番はあまり多くないながら、とても強烈で印象深かった。市川実和子演じるルポライターが出入りする出版社の編集長役で、強迫神経症に陥ってしまった市川を辛抱強く導く。今ならふせえりが上司にしたい芸能人NO.1だ。
その他、オダギリジョ−、田辺誠一、市川実和子の病気ぶりも、深刻になりすぎず浅すぎず良かった。特に田辺の「プール依存症」は、あそこまでではないが同じプール好きとして、海ではなくプールの水の気持ちよさ、孤独感など共感出来るものが多くあった。岩松了、きたろうなどアクの強い演技も見ものだった。

一見地味ながら、観終わった後はかなりざわざわした(楽しい)気持ちになった。
音楽も熟考された感じの、出過ぎない選曲が心地よかった。

公式サイトの三木聡監督によるプロダクションノートを読んだら、これまた人柄が出ていそうな文章がおもしろくて、こういうテンションは共感できるのでなんかうれしかった。
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by 44gyu | 2005-06-17 23:05 | ★★★★
あらすじなど

2003年作、河崎実監督、仲谷かおり主演の実写版1作目(?)

主演の仲谷かおりがマチコ先生のイメージに合わなくて、初めはあれ〜?と思っていたのだが、5分もすると可愛く見えてきた。不思議。
全体的に河崎実テイストたっぷりで、食パンくわえて遅刻走り、やセーターの糸がいつの間にかほつれて恥ずかしいことに!などのベタな小ネタがツボにはまりまくる。
お馴染み監督作詞の主題歌を、仲谷かおりがたぶんワザと(?)調子っぱずれに歌ってて、これも凄く可愛い。このヘンな歌で早くも心を掴まれる。5つのチャプターに話が分けてあるのだが、チャプターの間にはその主題歌のサンバやヘビメタアレンジが挟まれて、これまたおバカで可愛い。しかもそれにやたら時間を割いてある。

女子には手を出しにくく、男子には期待させるようなパッケージかもしれないが、エロはほとんどナシ。マチコ先生がすっぱだかになったりもするが、全然エロく感じない(私だけかもだけど)。

マチコ先生の「まいっちんぐ〜」ポーズは、生身の人間がやると絶対引きそうな感じだが、この映画では妙な「まいっちんぐ〜」のイントネーションも相まって、マンガ以上に可愛かったりする。この辺、やっぱ河崎実すごいな、と思うところ。マチコ先生のライバル、みちミチ子先生の「こまっちんぐ〜」ポーズの微妙な感じもまたしかり。ぽっちゃり系の女優さんによるところもポイントなのかな。ちょっと恥ずかしそうなところとホントに恥ずかしいポーズでこの人もまたとってもカワイく見える。

普通はこういうセクハラ学園妄想はムカつくところなのだけど、この映画に限っては楽しそうだし良いかな?と思えてしまうマジック。単に河崎実びいきかな。
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by 44gyu | 2005-05-08 23:25 | ★★★★