文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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カテゴリ:★★( 27 )

反則王

公式サイト

韓国のプロレス状況がどうなのかは知らないが、この映画にはプロレスに対する愛情が少しも感じられない。
極端な二重生活という題材はおもしろいかもしれないが、銀行屋もプロレスもどっちも先入観や偏見だけで物語が進んでいる。

一番疑問に感じたのが、少し強くなってきた主人公が、以前乱暴を振るわれた町の不良達に仕返しに行くところ。プロレスラーは、普通の人が鍛えてちょっとケンカが強くなってなる、というものではない。筋肉を使ったエンターテナーなのだ。しかもこのシーンは、観客に「主人公、やったね☆」と思わせるところで、プロレスだけでなくスポーツ全般に対する根本的な制作者の間違ったとらえ方が見てとれる。
また、主人公がマスクをかぶって会社のマドンナに告白に行くところも、どうかと思うところだ。どうもこのシーンは笑うところになっているようだが、マスクマン=笑える人 という構造になっているらしい。主人公はマスクをかぶることで顔を隠し、自分とは別のキャラクターになり、恥を隠す助けにしたようだが、プロレスのマスクって単なる顔隠しだろうか。こういうレスラー達のプロとしての意識やいきごみ、プライドに一切無関心な姿勢が、愛情がない、と感じられる所以だ。
しかもプロレスへの愛情がないにもかかわらず、試合のシーンにはけっこうな時間を費やしてあるからよくわからない。単にプロレス→流血、痛い を印象付けたかっただけか?体重80Kg(セリフで言われる体重なので、ほんとに80Kgあるのかは分からない)というレスラーとしては貧弱で見ごたえのない2人が、えんえんと試合を続ける。これは辛い。

しかし、日本にそっくりな韓国の町並みや地下鉄の様子などは興味深かった。主演のソン・ガンホも、味があり面白くて良かった。最初の方の、テレビを見ながら「うへへへへ」と笑っているところなど、好きだ。
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by 44gyu | 2005-03-03 21:32 | ★★

愛と青春の旅だち

あらすじなど

デヴラ・ウィンガー演じる主人公の恋人の母親役が「THE JUON」で老婆役だったグレイス・ザブリスキーだったのが驚きだった。若い!デイヴィッド・キースは今や立派な悪役面だが、若い時はおぼっちゃん役をやってたんだな〜。今までリチャード・ギアの人気がいまいち理解できないでいたが、これを観て納得。ヴィン・ディーゼル並みのマッチョな逆三角背中にランニング姿で髪をかきあげられたら、抱きつきたくならずにいられますまい。
1982年のアカデミー賞で、主人公をしごく教官役のルイス・ゴセット・Jrが助演男優賞を、テーマソングが歌曲賞に選ばれている。

リチャード・ギアはかっこよく、デヴラ・ウィンガーもかわいかったが、観た後にモヤモヤが残った。
所詮人生勝ち組の物語なのかという印象だったからかと思う。不幸な幼年時代は分かるが、欲しいものは結局全部うまいこと手にいれる主人公の要領の良さがどうも鼻につく。それに比べて、自殺した純朴な親友はただのバカ正直に映った。残酷な話だ。
未来のエリートを見事落としたヒロインはこの親友と同じく正直者。正直者を演じていたと言えるのかもしれないが、どっちにしろ「正直者」を印象づけなければならないのは同じ。つまり、男はあざとく(または賢く)、女は素直という昔ながらの構図をもとにカップルが成り立っていたのが嫌だったのだ。たとえもっと複雑な計算の上で互いに合意した、上辺だけの結束だとしても、だ。そんな計算づくのカップルはもっと嫌だが。
要領が良いのは主人公だけでなく、唯一の女性士官候補生にもいえる。彼女はクラスで一人だけ最後まで壁登りが出来ないが、その度に泣いて教官に容赦してもらう。こういう甘え上手が最後にクラスのみんなから声援を受けて祝福されるのだから、納得がいかない。
実際軍隊はこんなに甘いのか?今までに観た「フルメタル・ジャケット」や女性軍人なら「G.I.ジェーン」とは、スタンスが違うにしてもかなり異なっている。

人物描写も浅く、かなり屈折した背景をもった登場人物たちであるのに、その片鱗はたまにしか見えず物足りない。いろんな出来事がなんだかうやむやなままに終わり、なんとなく爽やかに終わってしまった印象だ。
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by 44gyu | 2005-03-01 23:10 | ★★
公式サイト←モノクロデザインがとってもかっこいい。一見の価値あり。しかし内容なさすぎ!情報を探しにくい!キャストの一覧くらい作ってくれ。

自分をちょっと変わった馬だと思い、レース出場を目指し頑張るシマウマと、その仲間達の物語。

アメリカでの興行成績があまり振るわなかったためか(最高3位)3週連続1位の快挙を成した(アニメだが)おなじ動物もの「シャーク・テイル」に比べ宣伝の印象がない本作。実際に映画を観るまで知らなかったが意外に声優陣も豪華で、主役のシマウマ・ストライプスの声に「エージェント・コーディ」のフランキー・ムニッズ、ストライプスの師匠馬・タッカーの声にダスティン・ホフマン、ストライプスのお母さん的存在羊・フラニーの声にウーピー・ゴールドバーグが名を連ねている。更に3、4つくらいしか出番はないチョイ役だが、ストライプスの飼い主宅番犬・ライトニングの声を、ラッパーのスヌープ・ドッグが担当(しかし彼の名前は日本の公式サイトには載っていない)。このライトニングの日本語吹き替えには”引っ越しのサカイ”徳井 優が担当。2人のイメージ違うなあ。。

『「ベイブ」のスタッフが再集結!』を謳っているが、製作も監督も脚本 もベイブと違い、主なスタッフでは、アニマルトレーナーのカール・ルイス・ミラーと、特殊効果の一種であるアニマトロニクス技術者・ジョン・コックスの2人しかベイブとかぶっているのを確認できない。

周りでは不評だったが私は映画「ベイブ」が大好きで、この「レーシング・ストライプス」もチラシやポスターの写真がかわいくて、一目で魂を抜かれてしまった。

しかし「ベイブ」を期待して観ると、相当がっかりする。

落胆がかなり大きかったので、初めて本文中に太字を使うほどだ。
「夢を追いかける動物」というテーマは同じだが、ストーリーは大人が観るには耐えられないような子供っぽさで、浅くて見るべきところがない。「困難を乗り越え夢を実現させる」という唯一の教訓は、夢を実現させる過程に首をひねるような部分が多くて、教訓話として使いたくない。また、劇中の馬達は夜中に馬だけのレースを開いたり、昼間勝手に出歩いたりしているが、馬主達は高価なサラブレッドを管理してないのかな。

ベイブを意識してあるのか、ストライプスの飼い主や周りを取り巻く動物達のキャラクターに共通点が多くあるが、ベイブと違い主役のストライプスを含めどのキャラクターも輪郭がはっきりしておらず曖昧。悪役と善役が始めから決まっており、なぜそのキャラがそういう行いをするのかがほとんど説明されていない。例えばなぜラッパーのハエ兄弟はストライプスが住む農場の動物達と仲が良いのか。またストライプスには恋人の馬がいるが、彼女がなぜストライプスに好意を持つのかも全然分からない(だいたいディズニーじゃあるまいし、動物に恋人って悪趣味!気持ち悪い!!)。

画面も、モノカラーがかっこいいシマウマや筋肉が美しいサラブレッド達を活用することなく、凡庸に仕上がっている。綺麗で色とりどりの衣装を着た群集の画もただごちゃごちゃしているだけ。かわいらしい動物達はそのかわいらしさを発揮させられないまま、ただ役割を演じている。本当ならこういう映画では動物がかわいいポーズで写るだけで、動物好きはいたく感動するのに、それすらない。代わりに子ども向けになのか、大便とハエをアップで映され腹が立つばかりだ。

浅いストーリーだけならまだしも、肝心のかわいさが発揮されていない動物映画ってどうなのよと思った。良い素材と高い技術は納得出来るのにもったいないなあ。
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by 44gyu | 2005-02-26 23:33 | ★★

ブルドッグ

あらすじなど

ストーリーは、もう何十回観たかというくらいありがち。始まった瞬間にオチまで想像がつくタイプの映画。

だからこの映画は、ヴィン・ディーゼルの筋肉を愛でながら、ストーリーの進行を2択で推測しながら観ると楽しい。まずは簡単なところから、主人公の妻は殺されるか、生きるか。次にちょっとだけ難易度が上がって主人公の友達は主人公を手伝うか、手伝わないか。更に友達は殉職するか、しないか。といった具合に。
これで最後まで遊べるので、こういうクイズに乗ってくれる人と何人かで観ると楽しめる。
物語が進み真相が明らかになるにつれ、話の辻褄があわないのに首をひねる箇所も多々出てくるが、そういうのは無視だ。あくまで2択、イエスかノーのみに集中する。
最後のどんなふうにオチるか、という問題の答えは、あまりにもあり得ない結果になったが、クイズとしては有りだと思った。

と、ここまで書いてこういう観方もけっこうありがちなことに気がついたが、まあいいか。
あと途中にヴィン・ディーゼルのしゃべり(もちろんインチキ英語)のマネをして楽しんだ。

あの喋り方と筋肉は何度観てもカッコイイので、それだけ見れれば十分だ。
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by 44gyu | 2005-02-18 23:29 | ★★

トゥームレイダー2

公式サイト

「オペラ座の怪人」ファントム役ジェラルド.バトラー繋がり第3弾。

「トゥームレイダー」。かつてハマりにハマって、自分でララのTシャツ作って着てたという懐かしい思い出があるゲーム。当時は世界的にララ・クロフトのキャラクターが大流行りで、ララの巨大バルーンや、ララコスプレ等のニュースが雑誌などで賑わっていた。私にとっても他のトゥームレイダーファンにとっても、ララ・クロフトは特別な存在なのだ。遅ればせながら1作目が映画化されるという話を聞いた時は、やっとか、やはりな、と思ったものだった。ララ役のアンジェリーナ・ジョリーは見た目もぴったりで、ゲームでのコスチュームも忠実に作られてあり、二丁拳銃を構えるお馴染みのポーズもララそのもの。

しかし、やっぱりというかしょうがないというか、1作目も今回の2作目も期待はずれだった。
まず、ララが恋愛するっていうのは違和感がある。映画だから恋愛要素が入るのはしょうがないにしても、今回のバトラー演じる、性格の悪い裏切り者の傭兵がララの相手だなんてありえない。ララは完璧な女のはずなのに、男を見る目はないってのはどうなんだ。
また、アクションシーンが少ない。ララのアクションの基本は跳ぶ、よじ登る、のはず。今回の映画では、やたら空を飛んでいたような気がするが、もっとアンジェリーナ自身の肉体アクションが見たかった。

だが、悪いシーンばかりでもなかった。冒頭の「月の神殿」あたりでは、壮大で神秘的な古代の建造物がすばらしく、建物の感じやララのアクションがゲームそのもので胸が熱くなった(言い過ぎ?)。
また、クロフト邸の描写もゲームそのもの。庭や玄関はよくここまで忠実に作ったなあと感心した。玄関横の鉢植えの木までちゃんと置いてあり、うれしかった。ここで闘ったなあ、と懐かしくなった。

ストーリーは、大雑把でかなり無理があるように思った。「生命のゆりかご」って言葉の解釈が世間一般のものと違っているような気がするし、「パンドラの箱」の中身のウイルスだか細菌だかがいきなり箱の中に入っているというもの、説得力がない。またララが正義の為に闘ったり、最後に教訓めいたことを口にしたりするのも納得いかない。ララにはいつまでも史跡保護、動物愛護、民族感情一切無視の自分中心・傍若無人お嬢様でいてほしい。
しかし、別の見方もできるかもしれない。普通「生命のゆりかご」といえば、熱帯雨林や干潟など、生き物が豊富な自然のことを示すが、近年その「生命のゆりかご」である熱帯雨林を伐採し、文明未踏の地を開発したために、それまで人目につかなかったHIVやデボラウイルスなどが人間に害を加え出した、と言われている。熱帯雨林が「生命のゆりかご」で未知のウイルスが「パンドラの箱」の中身だ。そういった環境問題の比喩でこの映画は問題提起をしているのか、とも思える。そうするとララの最後の教訓じみたセリフも納得が行く(ララのキャラクター的には納得いかないが)。制作者からのごくストレートなメッセージになるわけだ。しかしキリマンジャロの奥地で、酸の水たまりという「生命のゆりかご」の殺風景な描写や、「パンドラの箱」のファンタジーっぽい描き方に、その考えの自信をなくす。
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by 44gyu | 2005-02-07 23:41 | ★★

タイムライン

公式サイト   ←重すぎ!!

「オペラ座の怪人」のファントム役ジェラルド・バトラーつづき。

この映画でジェラルド・バトラーは、遺跡発掘を主導している大学の助教授役を演じている。なかなかのヒーローぶりで、主人公カップルよりもロマンチックなラブストーリーがあり、かっこいい役なのだが、これまたあまり印象に残らなかった。

というのも、この映画のバカっぽさがどうしても気になったからだ。
まず過去へ行く為の転送装置が安っぽすぎて、全然説得力がないし、「ワームホール」という理屈もなあ。。「ここに死者に通る霊道がある」とかいう夏場のオカルト番組みたいに、いかにもインチキ臭いし。。すぐ死にそうなキャラはホントにすぐ死んだけど、あんまりにも早すぎであっけにとられたし。悪者役のイギリス兵の描き方がすっごくベタで分かりやすいのも気になる。もうなんか、バカ映画狙って作ったのかと思うくらい滅裂三昧で安っぽい。
それにだんだん「HELP ME」とか言って気安く助けを求めた教授が憎らしくなってくる。あんた1人のために若い命が何人失われたんだ、と。その辺のことについての教授の自責の念もまったくないし、他の登場人物は時に命も惜しまないようなことを言ったりしたりするんだけど、この教授だけは最後まで命根性汚い。
山場のアクションも、タイムスリップしてきた登場人物達がドタバタしてるだけのような印象。たいした派手さもなく、よくわからないまま、ドタバタと決着がついてしまった。

ラブストーリーで心の動きを描くわけでもなく、タイムスリップの凄さを描くわけでもなく、マッド・サイエンティストの暴走を描くわけでもなく、表面をなぞっただけの、薄っぺらい、バトラーのかっこよさがちょこっと心に残っただけの映画だった。
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by 44gyu | 2005-02-04 22:46 | ★★

ドラキュリア

公式サイト

「オペラ座の怪人」でハマってしまったジェラルド・バトラーが、すれ違う女を皆振り返らせるほどの色男ドラキュリアを演じている。が、この映画を観たのは「オペラ座」を観る前でバトラーはそんなに印象に残らなかったのだった。
「TAXY NY」で主人公の上司役を演じていたジェニファー・エスポジトもヴァンパイア役で出ている。切れるようなルックスがヴァンパイアにぴったりで美しい。

この映画は音楽にリンキン・パークやマリリン・マンソンが使われていて、ヘヴィ・ロック色が強く、黒ずくめのゴシック路線でけっこう真面目に作ってあるヴァンパイア映画だ。「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」等と近いものがあり、それ系好きな人にはたまらないだろうが、それ以外の人にはちょっとこっぱずかしいかもしれない。ヴァンパイアと彼に咬まれる女性との間にはセクシャルな関係が暗示されている、という解釈をかなり強調して、ヴァンパイアとヒロインの関係がすごくロマンチックに描かれてあるが、それがすごく少女趣味に感じる。

一番ショックだったのが、ヴァン・ヘルシングを白髪の老人、クリストファー・プラマーが演じていること。ヴァン・ヘルシング=ヒュー・ジャックマンのミステリアスでかっこいい、という印象が強かったので、なにやら頼りなさ気のおじいちゃんヘルシングは印象外だったのだ(しかしブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」ではヴァン・ヘルシング教授・60歳らしいからこっちが原作に忠実なんだろうけど)。ヒューと同じくなにやらかっこよさげな武器を多数携帯しているが、最後には殺されてしまうのもショック。
またヒロインがあんまりかわいくないし、冴えないので感情移入できない。更にヒロインを助ける主人公の男もアホ面で、この主人公を助け、バトラーの誘惑をはね除けるのは全然説得力がない。

オチも健全な無宗教の日本人には縁遠い、キリスト関係のサプライズ。そのテの宗教絡みの話が入ってくると、その宗教圏の内輪受けっぽい話になってしまい、思い入れや信仰心がない者には、一気に映画がとおーーーーくに行ってしまった。
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by 44gyu | 2005-02-02 22:43 | ★★

秦・始皇帝(1962)

あらすじなど

勝新太郎が始皇帝を演じ、長谷川一夫、市川雷蔵、若尾文子、山本富士子などなど豪華出演陣もちょい役で出演。3時間近い大作でエキストラの数も相当なもの。しかし(正誤はともかく)歴史の教科書をなぞっただけのようなつくりで、かなりたいくつ。更に勝新太郎が、活舌が悪い上に声が割れていて、セリフがとても聞き取り辛い。

個人的にみどこだったのは、チェン・カイコー監督の「始皇帝暗殺」とかぶる部分と、若尾文子演じる孟姜女のストーリー。
「始皇帝暗殺」でチャン・フォンイーが演じた暗殺者・荊軻を市川雷蔵が演じている。雷蔵版荊軻はまじめな愛妻家でチャン・フォンイー版のようにやさぐれていない。「始皇帝暗殺」のドロドロ加減が印象的だったので、ちょっと物足りなかった。そして皇帝に恨みを抱き、荊軻を秦に送る燕国の太子・燕丹は若き日の宇津井健が演じているが、これがなかなかの怪演。まずメイクで顔がほとんど判らないし、耳から(?)血を流す死に様はあまりにも壮絶で無気味だった。
孟姜女は結婚式の当日に夫を役人によって連れ去られ、夫は万里の長城の人柱にされてしまう。悲しみで孟姜女が泣き崩れると、雷鳴が鳴り響き長城が崩れてしまった、という話。星占いによる夫との出逢いや夢による夫の死の予感など、それまでけっこう淡々と進んできた物語が、いきなり神がかって情熱的な話に変わってしまうところがおもしろかった。また気の強そうな若尾文子が中国女性っぽくて似合っている。
この孟姜女の話は、始皇帝にまつわる有名な伝説らしいので、そのまま入れちゃったんだろう。
また、不老不死の薬を求めて日本に渡り客死したという、日本にも伝説が多い徐福を中村雁治郎が演じている。徐福も有名だからただ出しました的な印象だ。仙人画そのままの雁治郎はほとんど突っ立っているだけだった。

この映画は興行的にも失敗だったようだが、そうだろうなあと思える出来。
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by 44gyu | 2005-01-19 23:18 | ★★

TAXI NY

公式サイト

元ネタの仏版「TAXI」を知らない方がおもしろく感じれたかもしれない。

仏版を見た私としては、リメイク加減の中途半端さが気になってしかたなかった。ストーリーが大きく違っているかと思うと、オチや派手な見せ場はそのまま使われたりしていて、肝心の部分での驚きが得られない。いっそのことTAXI 4くらいの勢いで作って欲しかった。期待はずれ。

一番嫌だったのが、運転できない警官が、なんとか苦手を克服して運転できるようになるというところ。アメリカ映画で度々見かけるこの「やれば出来るさ、何ごとも」的前向きな挿入話は、運悪く出くわす度にテンションが下がる。アメリカ人はこういう説教話が相当好きなのだろうか。別に何か一つくらい出来なくたって良いじゃないかと思う。またこれもお馴染みだが、出来なかったことが出来るようになった後の、皆で喜びあい笑いあうシーンも、その部分だけ映画の空気が変わっていて気持ち悪いことこの上ない。

映画が終わって外に出ると、「スーパーモデル ジゼルが大暴れ」という痛すぎるキャッチコピーの入ったポスターが目に入った。鳥肌がたった。
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by 44gyu | 2005-01-11 22:14 | ★★

マニトの靴

公式サイト

ドイツ製のコメディ映画。本国ドイツでは大人気で国内の多数の賞を受賞しているらしいが、ドイツギャグがいまいち通じなかったためピンとこなかった。日本語の翻訳にはかなり頑張ったあとが感じられたが、文化の壁は厚く、通じなかった。コメディで笑えないとつらい。

物語の舞台はアメリカで、内容は血の兄弟の契りを結んだ白人男とアメリカ原住民の男が、ギャングと他の原住民部族に追われながら伝説の秘宝を探すという、冒険マカロニ・ウエスタン(むちゃくちゃだ。。)。監督がウエスタン好きらしいが、見るからに好きなものを手当たりしだい詰め込んだという出来になっていて、作ってる方も楽しそうだ。しかしドイツ語のアメリカ先住民というのはちょっとシュールだ。日本でも三国志とか作られてるけど、こんな風に映ってるのかな。

そしてなぜかこの映画、血の兄弟の兄や敵ギャングのボスをはじめ手下達と、やたらゲイ率が高い。ドイツではゲイネタが流行っているんだろうか?

公式HPを見ると、60年代ウエスタン映画、インディージョーンズやフルメタル・ジャケット、マトリックスなどけっこうな数の新旧ハリウッド映画を引用したりパロったりしているらしいが、ウエスタンやインディージョーンズはともかく、フルメタル・ジャケットやマトリックスがどこにあったのか分からなかった。
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by 44gyu | 2004-12-24 20:39 | ★★