文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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愛と青春の旅だち

あらすじなど

デヴラ・ウィンガー演じる主人公の恋人の母親役が「THE JUON」で老婆役だったグレイス・ザブリスキーだったのが驚きだった。若い!デイヴィッド・キースは今や立派な悪役面だが、若い時はおぼっちゃん役をやってたんだな〜。今までリチャード・ギアの人気がいまいち理解できないでいたが、これを観て納得。ヴィン・ディーゼル並みのマッチョな逆三角背中にランニング姿で髪をかきあげられたら、抱きつきたくならずにいられますまい。
1982年のアカデミー賞で、主人公をしごく教官役のルイス・ゴセット・Jrが助演男優賞を、テーマソングが歌曲賞に選ばれている。

リチャード・ギアはかっこよく、デヴラ・ウィンガーもかわいかったが、観た後にモヤモヤが残った。
所詮人生勝ち組の物語なのかという印象だったからかと思う。不幸な幼年時代は分かるが、欲しいものは結局全部うまいこと手にいれる主人公の要領の良さがどうも鼻につく。それに比べて、自殺した純朴な親友はただのバカ正直に映った。残酷な話だ。
未来のエリートを見事落としたヒロインはこの親友と同じく正直者。正直者を演じていたと言えるのかもしれないが、どっちにしろ「正直者」を印象づけなければならないのは同じ。つまり、男はあざとく(または賢く)、女は素直という昔ながらの構図をもとにカップルが成り立っていたのが嫌だったのだ。たとえもっと複雑な計算の上で互いに合意した、上辺だけの結束だとしても、だ。そんな計算づくのカップルはもっと嫌だが。
要領が良いのは主人公だけでなく、唯一の女性士官候補生にもいえる。彼女はクラスで一人だけ最後まで壁登りが出来ないが、その度に泣いて教官に容赦してもらう。こういう甘え上手が最後にクラスのみんなから声援を受けて祝福されるのだから、納得がいかない。
実際軍隊はこんなに甘いのか?今までに観た「フルメタル・ジャケット」や女性軍人なら「G.I.ジェーン」とは、スタンスが違うにしてもかなり異なっている。

人物描写も浅く、かなり屈折した背景をもった登場人物たちであるのに、その片鱗はたまにしか見えず物足りない。いろんな出来事がなんだかうやむやなままに終わり、なんとなく爽やかに終わってしまった印象だ。
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by 44gyu | 2005-03-01 23:10 | ★★