シャーク・テイル
2005年 02月 24日
公式サイト
サントラの公式サイト(海外)←視聴可
字幕版を鑑賞。
大物になりたい小さな魚・オスカーと、ベジタリアンで優しいサメ・レニーの冒険物語。オスカーの声をウィル・スミス、レニーの声をジャック・ブラックが担当し、その他の声もロバート・デ・ニーロやレニー・ゼルウィガー、アンジェリーナ・ジョリーなど豪華で贅沢。
なんと言ってもガンガンかかるソウル、HIPHOPといったダンス音楽が楽しい。クリスティーナ・アギレラ、メアリー・J.ブライジ、D12などなどヒット・チャートで良く見る今流行りの顔ぶれが曲を提供している。古い曲でも誰もが聴いたことのあるようなものばかりチョイスしてあり、どの曲もノリが良く思わず一緒に踊り出したくなる。サントラはヒット曲のコンピレーションアルバムのような様相になっている。
ウィル・スミスの、リズムがあるYO-YO-MANしゃべり(…スミマセン)とそれに会わせたCGの動きが更に映画を楽しくする。アニメながら、彼も本職のラップやダンスを披露。アニメの早口とキビキビした動きが声とうまいこと合っていて感心する。
アニメの色使いも、モロ、アメリカ色という感じの悪趣味満載で、反対色多用の多色使いがギラギラしてちょっと目が痛いが、キッチュでかわいらしい。ヒロイン達はラメってるし、これでもかというくらいキュートで派手だ。
また、魚達の顔も声を担当する俳優たちとそっくりに作ってあり、彼等の特徴を探すのも楽しい。クラゲやカメなどたくさんの種類の海水動物たちが、それぞれ個性的なキャラクターで描かれているのも見どころだ。
しかし、ストーリーは至って単純。たいした山場もなく印象に残らない。ベジタリアンのサメというのはおもしろいけど、他の生き物も巻き込んで、自然を無視した都合の良いお話になってしまったのは残念だった。
結末もうやむやで子供も騙せないような子供騙しな結末だと思った。
また、ドリームワークスのCGキャラクターはいつもあんまり可愛くないが、今回も可愛くない。俳優に似せたせいもあるだろうが、ずっと見てると人面魚ぐあいがだんだん気持ち悪くなってきた。あんまり趣味は良くないと思う。性格描写に愛嬌があるので、なんとか愛着は湧くが。
というわけで、この映画はストーリーは追わずとも、ウィル・スミスがしゃべりまくる内容や、魚が演じるコカ・コーラ、GAPといったCMのパロディなどで十分楽しめる。小ネタだけでほとんど出来上がってる映画だとも言え、ストーリーは添え物のような印象も受ける。しかし小ネタを楽しむにもウィル・スミスが早口なため、字幕の進みが早く文字を追うのに精一杯。更にミュージシャン等の人名や比喩も多く、ある程度知識が必要だと思った。子供向けの映画だと思うが、子供が十分楽しむには字幕版はきついかも知れない。
吹き替え版は、日本人キャストのメンツ(ウィル・スミス→香取慎吾 デ・ニーロ→松方弘樹 レニー・ゼルウィガー→水野美紀)を見ると字幕版と雰囲気がだいぶ変わってきそうな感じがするが、上記のような小ネタをどう処理しているのかも気になる。
サントラの公式サイト(海外)←視聴可
字幕版を鑑賞。
大物になりたい小さな魚・オスカーと、ベジタリアンで優しいサメ・レニーの冒険物語。オスカーの声をウィル・スミス、レニーの声をジャック・ブラックが担当し、その他の声もロバート・デ・ニーロやレニー・ゼルウィガー、アンジェリーナ・ジョリーなど豪華で贅沢。
なんと言ってもガンガンかかるソウル、HIPHOPといったダンス音楽が楽しい。クリスティーナ・アギレラ、メアリー・J.ブライジ、D12などなどヒット・チャートで良く見る今流行りの顔ぶれが曲を提供している。古い曲でも誰もが聴いたことのあるようなものばかりチョイスしてあり、どの曲もノリが良く思わず一緒に踊り出したくなる。サントラはヒット曲のコンピレーションアルバムのような様相になっている。
ウィル・スミスの、リズムがあるYO-YO-MANしゃべり(…スミマセン)とそれに会わせたCGの動きが更に映画を楽しくする。アニメながら、彼も本職のラップやダンスを披露。アニメの早口とキビキビした動きが声とうまいこと合っていて感心する。
アニメの色使いも、モロ、アメリカ色という感じの悪趣味満載で、反対色多用の多色使いがギラギラしてちょっと目が痛いが、キッチュでかわいらしい。ヒロイン達はラメってるし、これでもかというくらいキュートで派手だ。
また、魚達の顔も声を担当する俳優たちとそっくりに作ってあり、彼等の特徴を探すのも楽しい。クラゲやカメなどたくさんの種類の海水動物たちが、それぞれ個性的なキャラクターで描かれているのも見どころだ。
しかし、ストーリーは至って単純。たいした山場もなく印象に残らない。ベジタリアンのサメというのはおもしろいけど、他の生き物も巻き込んで、自然を無視した都合の良いお話になってしまったのは残念だった。
結末もうやむやで子供も騙せないような子供騙しな結末だと思った。
また、ドリームワークスのCGキャラクターはいつもあんまり可愛くないが、今回も可愛くない。俳優に似せたせいもあるだろうが、ずっと見てると人面魚ぐあいがだんだん気持ち悪くなってきた。あんまり趣味は良くないと思う。性格描写に愛嬌があるので、なんとか愛着は湧くが。
というわけで、この映画はストーリーは追わずとも、ウィル・スミスがしゃべりまくる内容や、魚が演じるコカ・コーラ、GAPといったCMのパロディなどで十分楽しめる。小ネタだけでほとんど出来上がってる映画だとも言え、ストーリーは添え物のような印象も受ける。しかし小ネタを楽しむにもウィル・スミスが早口なため、字幕の進みが早く文字を追うのに精一杯。更にミュージシャン等の人名や比喩も多く、ある程度知識が必要だと思った。子供向けの映画だと思うが、子供が十分楽しむには字幕版はきついかも知れない。
吹き替え版は、日本人キャストのメンツ(ウィル・スミス→香取慎吾 デ・ニーロ→松方弘樹 レニー・ゼルウィガー→水野美紀)を見ると字幕版と雰囲気がだいぶ変わってきそうな感じがするが、上記のような小ネタをどう処理しているのかも気になる。
by 44gyu
| 2005-02-24 22:53
| ★★★