文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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薄桜記

あらすじなど

忠臣蔵の外伝的物語らしいが、恥ずかしながら忠臣蔵の話は一回も観たことがないので、その辺の連想や思い入れなどは全くなく、普通の1本の映画としての感想しかないが、それでもなかなか複雑に入り組んだ物語で面白いと思った。忠臣蔵について知ってたらもっと楽しめたに違いない。

市川雷蔵演じる丹下典膳という旗本の愛妻が典膳に恨みを抱く輩数人に陵辱され、それに復讐するという話に、勝新太郎演じる忠臣蔵で有名(らしい)中村安兵衛がからんでくる話。

今どきでは考えられないような、社会性を重んじたがゆえの悲恋が主題なのだが、それが逆に新鮮でもあり、自分の意思で好き合う相手と別れていくストイックさに涙してしまった。因縁の相手との戦い方も壮絶で、最後の猪木VSアリ戦を思わせるような雷蔵の寝転がっての殺陣は、ありえない!と頭では理解しつつも感動してしまう。

逆に勝新太郎の役は当然のように語られる自分勝手さが笑える。良きライバルでもある典膳の婚約者と知らずに安兵衛は千春に一目惚れするのだが、勝手に彼女を生涯の妻と決め、結婚を申し込もうとした矢先に典膳の存在を知りがっくり落ち込んだり、千春が結婚した後も彼女への想いをふっきれないため、彼女を殺してしまえば自分の想いが断ち切れる、よし!と思ったりするのだ。
そんな、人間的にどうかと思える安兵衛もこの映画ではヒーローサイドでカッコよく描かれているところが、アイドル映画っぽくておもしろい。
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by 44gyu | 2004-12-12 23:07 | ★★★