文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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ノロイ

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ネタバレ


日本のホラー映画や怪談話のおもしろみは、ずばり「他人の不幸」なんだと思う。
「リング」も「呪恐」も「渋谷怪談」も、「実はこの場所ではこんな不幸があったのです」という凄惨な過去が語られている。その凄惨さもホラーのみどころの一つだと思う。凄惨であればあるほど私達は彼らに同情し、彼らの怨念の強さに納得がいくのだ。また実話系の怪談話や心霊スポット紹介でも、その土地や人物にまつわる不幸話はたいていセットになっている。
幽霊や怨霊はたいてい不幸な死に方をしたり不幸な人生を送った人達で、彼らの不幸話も日本ホラー、怪談のだいご味でもあるのだ。そんな他人の不幸やプライバシーに好奇心を持ってしまうことへの罪悪感が、恐怖の源にもなっているように思う。

個人的にそんな風に日本ホラーをみていたので、この映画の結末にはちょっとびっくりさせられた。
はっきり言ってしまうが、この映画の恐怖の黒幕は、黒魔術集団みたいな人達と、伝説の鬼だったようだ。同じく黒魔術集団とか悪魔とかが黒幕であることの多い洋モノホラーっぽいなと思った。
しかし宗教感覚も、土着の民俗感覚も希薄になった我々に、「黒幕は鬼でした」とか言われても全然リアリティを感じないような気が・・・。なぜそんな奇抜な結末にしたのかがとても気になった。

結局、何を怖がればよかったのかというと、「恐怖の鬼の復活」ってことなのか。鳩が異様に寄ってきたら要注意ですよ、とか。うーん、それってどうなのよ。

またドキュメンタリー調の作りはおもしろかったが、テンポが悪くて途中でダレた。実際のオカルト番組はもっと胡散臭くてハイテンションでテンポが良いから面白いのに。
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by 44gyu | 2005-08-31 14:13 | ★★