文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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ロミオ&ジュリエット

あらすじなど

甘〜い。砂糖で書いたような「ロマンチック」。ストーリーはもちろん甘いけど、こういう大甘の美術は大好物なので、映像を観てるだけでも楽しい。銃ひとつとっても細部まで凝っていて、制作者のこだわりに感心するばかり。特に女子の部屋(ばあやの部屋含む)は、デコラティブな宗教グッズが大量にごちゃごちゃと並べられ、花柄の家具が乙女らしさをさらに引き立てている。2人の最後のシーンなんか、クライマックスらしく、この映画の中でも最高にかわいらしくて甘い。このシーンは最もロマンチックな物語の、最もロマンチックなシーンだと思うが、私が今まで観たことのあるこのシーンの背景は、けっこう殺風景なものばかりだったと思う。今回は永遠の悲恋らしい、ため息が出るような美しい演出に、感動も高まる。
ジュリエット役のクレア・デインズは、写真で見ただけだとなんだか冴えない感じの女の子だなあと思っていたのだが、動いているとお嬢様らしい品のよさとおっとり感がこの映画のジュリエットにぴったり。若いレオナルド・ディカプリオは文句なしに美しく、ロミオとしてジュリエットをみつけるまなざしが、甘いだけでなく真直ぐひたむきで、心を打つ。2人とも若いカップルの美しさとあやうさを見事に表現しきっている。
一番好きなシーンは、2人の出会いのシーン。言葉も少なく、ほとんど互いの顔をただ追うだけの演出なのだが、吸い込まれるように惹かれる合う2人の気持ちがストレートに伝わって感動的。有名な後の悲劇を思うと切なさも加わって、奥の深いとても美しいシーンだと思う。
「タイタニック」でもディカプリオの美しさには驚かされたけど、この映画のディカプリオも「タイタニック」と同じかそれ以上に美しい。甘い役が似合う人なんだろうなあ。彼の甘い演技がもっと観たい。気狂いはもう良いから。

見始めは、凝った映像と舞台調のセリフに、狙い過ぎて外してるんじゃないかと不安だったが、ジュリエットのいとこ・ティボルトが出てくるあたりから不安は解消されてきた。どうしても時代を感じさせる原作を、大仰な演出で違和感なく見せたアイデアは大成功だったと思う。美術も、物語も、演出も全てが美しく、可愛らしく、何度観ても飽きない映画だ。
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by 44GYU | 2005-08-10 18:49 | ★★★★