文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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蛇娘と白髪魔

あらすじなど

楳図かずお原作マンガの実写化。

生き別れになっていた両親と再会した小百合。しかし実の両親の住む屋敷に越してきてから奇妙な事ばかり起こる。姉とも再会したが、姉は冷たく小百合をいじめる。しかもこの姉が背中にウロコの生えた蛇娘だった。更に白髪魔が小百合を襲う。

スゴイ!すばらしい。
なんてったって題名がスゴイ。蛇娘はなんとなく解るが、白髪魔ってなんだ。
楳図かずおのマンガ自体かなり変わっていてキてるが、この映画はまたちょっと違った雰囲気でキていておもしろい。単なる女同士の喧嘩、姉妹喧嘩と違う、陰険そうなイジメや嫌がらせが、なぜかジメジメした印象を受けない。いじめられる小百合が、いじめ役の顔に傷を負った姉タマミに同情しながらも、反抗的に睨みつけ、負けずに口答えし、やられてばかりじゃないところがスカッとしていて良かったのかもしれない。また、タマミのキャラクターが強烈すぎて憎めなかったのも良かったのかもしれない。タマミの言葉使いは時代を感じさせてかっこいい。
特殊造型もすごい。
タマミは顔の傷を隠すためのマスク(パック?)の作りが稚拙で、妙なツヤがあったり度々ひっつれていたりしており、その不自然さがタマミの顔の怖さを倍増させている。
白髪魔のマスクは、マスクというかお面で、ぼこぼこしすぎた歯や潰しすぎた鼻など、雑な作りが一層怖さを感じさせる。白髪魔は特撮上たまに人形にチェンジするのだが、あからさまな変化が手作り感を感じる。途中小百合が戦う大蛇はお祭りで出てくる張り子のようだ。小百合の夢に出てくる蛇の大軍は、何を目指して作ったのか分からないくらい蛇の体型と程遠いたくさんの蛇が出てくる。
ラストの建築現場に追い詰められ、足場にぶら下がった絶体絶命の小百合のシーンは、とても楳図かずおっぽいなあと思った。こんなにしぶといヒロインが今までいただろうか。角材で何度も殴られ、掴まってる手を血だらけにしながらも、なかなか落ちない小百合はとてもたくましい。

若くて痩せている平泉征と、同じく若いがキャラは変わってなさそうな楳図かずおが出演しているのも見どころだった。
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by 44gyu | 2005-07-07 22:27 | ★★★★