文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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ライフ・アクアティック

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ワンマン海洋探検家兼ドキュメンタリー監督のスティーブ・ズィスー率いるチーム・ズィスーは、幻のサメ「ジャガーザメ」を追って航海に出る。

好き嫌いがかなり分かれる映画のようだが、私はかなり好き派だ。何もかもがツボにはまった。
まずキャストが良い。ビル・マーレイ、ウィレム・デフォー、アンジェリカ・ヒューストン、ケイト・ブランシェットなどなど、どなたも「この人が出てる映画なら観たい!」という人達ばかり。その中でも今回は特にウィレム・デフォーが良かった。「プラトーン」「スパイダーマン」のシリアスなイメージしかなかった彼が、コミカルな役を演じていたのにびっくりした。しかもこのちょっとオバカな役がまたぴったり合っている。周りに比べてちょっと低めの身長も絶妙。(しかし調べてみたらビル・マーレイ/185cm アンジェリカ・ヒューストン/178cm ケイト・ブランシェット/174cm オーウェン・ウィルソン/180cm ウィレム・デフォー/177cm と、そんなに目立って低くないみたい。あれ?)ずっとコメディ俳優だったかと思うくらいしっくりしていた。ビル・マーレイの後ろでチラチラ見えるウィレム・デフォーの顔が頭から離れない!

美術も最高。壁にかけてある絵、過去のズィスー映画のポスターなど、どれをとっても手抜かりがなく素晴らしい出来で、良い感じにわざとらしい。「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の監督ヘンリ−・セリックによる架空の海の生き物達は、カラフルでかわいらしく、どこか懐かさも感じる。東欧のストップモーション・アニメのような動きとデザインがおもしろかった。また「型から入る」とおぼしきチーム・ズィスーのユニフォーム、文具セットの存在も好きだ。変なところにお金をかけてしまうズィスーのセンスに共感。アディダス別注スニーカー、販売してくれないかな。

ストーリーもゆる〜〜くて、しかし結構残酷だったりして、一時も目が離せなかった。1シーン1シーン、ほとんど無駄そうでひとつも無駄なシーンはなく、手の届かないところがかゆいようないやらしい笑いがいっぱい詰まっている。何時の間にか仲間になっている銀行の監視人ビル、なぜか美少年揃いのズィスーのライバルヘネシーの監視船などなど、素敵な小ネタがいっぱいだった。

音楽もやわらかいボサノバとピコピコ音楽が、狙いすぎず外さずすばらしい。しかもボサノバはデビット.ボウイの昔の曲のカバーで個人的に大好きな曲ばかり。どちらもツボでこれまたハマった。

わがままで自己中、自意識過剰のズィスーだが、なぜか人がついてくる。逆に怒って離れて行く人もいる。この映画を観た人の感想を色々観てみたが、それらもまた同じように極端に分かれるているのが印象的だ。
死ぬのは嫌だが、私もぜひチーム・ズィスーに入りたい!だってなんかとっても楽しそう。
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by 44gyu | 2005-07-05 21:09 | ★★★★