文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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バットマンビギンズ

公式サイト

渡辺謙出演で話題の新作バットマン。監督は「メメント」「インソムニア」のクリストファー・ノーラン。バットマン役は「マニシスト」での激痩せが記憶に新しい、クリスチャン・ベイル。彼はかつて子役としてスピルバーグ映画「太陽の帝国」で主役の少年役を演じた。この映画で少年クリスチャン・ベイルは虫を食べたり片言の日本語を話したりしており、迫真の演技がかなり印象的な子供だった。ヒロインは最近トム・クルーズと婚約したケイティ・ホームズ。「ド−ソンズ・クリーク」のレギュラーだったそうだが未見。トム・クルーズが入信している宗教団体サイエントロジーに彼女も入信するかも?というニュースも気になるところ。
あまり関係ないが一見清純お人好し顔ケイティの極悪フェイス(ABC振興会)。わりとお気に入りです。
他にリ−アム・ニ−ソン、ゲイリ−・オールドマン、ひっぱりだこ・モーガン・フリーマンなど。

ティム・バートンの「バットマン」「バットマン・リターンズ」は、独特の雰囲気と、憎みきれない悪役のすばらしい個性が印象的だった。ジョエル・シュ−マカーの「バットマン・フォーエバー」「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」は派手な映像と娯楽性の高さがおもしろかった。
そして今回の「バットマンビギンズ」では、人間・ブルース・ウェインにスポットがあてられている。バットマンは他の多くのヒーロー達と違い、特殊な才能を持っているわけではなく、金と科学の力で特殊な才能に変わるオリジナルの武器を作り、駆使している。ある意味スター・ウォーズで言えばジャンゴ&ボバ・フェットだな、と今日思った。
そんな最も私達に近い(莫大な資産は別として)主人公が、普通の人間として怒り、葛藤し、自分への挑戦を試みる姿を描いている。備わった才能をもって、なるべくしてなったヒーローの葛藤と違い、生身の人間がヒーローになることを選んだ、というのがスゴイところだなあと思った。
・・・でも正直、そういう葛藤とか修行の風景メインの映画は個人的に苦手。自分には縁遠い話だし、暴力に対する暴力の悩みなんて親近感持てない。今回はそういうシーンがほとんどだったので辛かった。
しかしラストの頃は、前作のようなファンタジックな戦闘シーンが楽しめた。なんだかんだ言っても摩天楼を飛ぶ人間はファンタジーだ。また今回のバットモービルは前述の、全体を占める鬱々したブルース・ウェインの葛藤話を吹っ飛ばすくらいダイナミックでカッコよかった。

そして問題の過日のJR福知山線脱線事故を彷佛とさせるシーンは、モロにそのもので、当事者でない私ですら観るのが辛くなるほどだった。しかも見せ場の一つである高架線電車内でのアクションシーンは、去年「スパイダーマン2」で派手なのを観たばっかりだったので、ちょっとがっかりだった。

期待の日本人・渡辺謙の役は、インタビューやプロモーションで持ち上げられるほど重要な役ではなく、アメリカ在住のアジア人がやっても成り立つような役だった。
本作を観たあとTVでリ−アム・ニ−ソンの渡辺謙に対する印象、とか渡辺謙のバットマンビギンズ語りを頻繁に観たが、ちょっと切なくなった。
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by 44gyu | 2005-06-20 23:35 | ★★★