文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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リング2

公式サイト

ハリウッド版の2作目。「ハリウッド完全オリジナル・ストーリー」
1作目の話から6ヶ月後。シアトルから霧深いオレゴン州に越してきた母子。しかしサマラはどこまでも2人を追ってくる。

1作目は感覚的すぎて何が何だか全然わからなかった。
今回はホラーの怖さはあまりなかったが、前作よりおもしろかった。「アザーズ」みたいな感じかも。
しかし(貞子じゃなくなったところですでにそうだったのかもしれないけど)サマラはもうホラークイーンというか、ただのしつこい人。出てきた時の恐怖はほとんどなくなってしまい、ちょっと出過ぎだったのかもと思う。

以下ネタバレぎみ







全体を通じて描かれていたのはサマラの恐怖というよりも、母子の強い愛。サマラによって2人の生活が脅かされるのを、親子愛ではね除けるという話。しかし、この母子の絆は紙の入る隙間も無いほどガッチリで、それが美しいと感じる人もいるかもしれないが、個人的には気持ち悪くてこっちの方がホラーだと思った。
まず2人は、目覚めている間はサマラの監視の目を逃れられない、ということで、なんと夢の中で連絡を取り合う。ここでは魂で繋がった母子の絆が描かれているのだろう。
また、シングルマザーの出てくる映画ではよくある、母親の新しいロマンスも、この映画の親子の間には入り込めない。母親が新しい同僚の男と関係を築くかに思われたが、サマラに乗り移られてはいるというものの、息子によって男は殺されてしまう。
そしてサマラから逃れるためではあるが、息子は自分を殺すことまで要求する。それは最愛の人を自ら手にかけさせることで、母親にとって究極のことを要求していることになる。
極め付けに、サマラを突き放すことに成功した母親を、断がい絶壁から飛び下りさせる。
こう見ると、この映画は息子による命を賭けた母親試験だったようにも見えてくる。息子は凄まじい独占欲で他人を排除し、自分への母の愛を試したのだ。レイチェルは試験に合格して生き延びたのだった。
ということでこの映画はもの凄いマザコン映画なのだと思った。最後に2人が抱き合うシーンは、互いの生還を喜びあうのと同時に、別の意味にもとれ、感動的なシーンでありながらちょっと気持ち悪く感じた。主人公の子供が少女ではなく少年であることは必然的で、この映画は男の映画なのだと思った。
女のマザコンもいるんだがな。
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by 44gyu | 2005-06-05 22:53 | ★★★