文才のない人間の書いたほぼ映画の感想のみの日記


by 44gyu
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鉄人28号

公式サイト

過去の「鉄人28号」は、主題歌を2つくらい知っていたので観た事はあるようだが、覚えは無く思い入れもまったくない。

中澤裕子の部下役に「パッチギ!」でアンソン役だった高岡蒼祐が、蒼井優演じる天才科学者少女の助手役に「CHARON」の水上竜二が出ていたのが個人的に見どころだった。

あまり評判は良くないようだが、正太郎役の男の子はとってもかわいかった。その他にチラチラ出てくる子供達も皆かわいらしい。鉄人や敵ロボット・ブラックオックスの造型は今どきにはシンプルすぎて違和感があるが、「かわいい」という枠でこの映画を見れば許せる。
ロボットの戦闘シーンは、東京の町中が舞台ということで、臨場感たっぷり。お馴染み東京タワーや国会議事堂だけでなく、それらの建物の周辺や品川埠頭など、見慣れた景色がうまく合成してありとてもおもしろかった。また、鉄人視点の映像もおもしろく、そういうロボット視点のゲームがあるが、正太郎のリモコン操作もテレビゲーム的で、その感覚がおもしろかった。初めてやるゲームソフトの操作感が共感できる。

全然期待してなかったけど、意外とおもしろいかも・・・と思ったが、それは最初だけだった。2時間ないのだが、まん中くらいで早くもダレてしまい、きつかった。
ストーリーが重すぎる、というかもうウザい。予算不足のせいで人間ドラマに時間を割くハメになてしまったのかもしれないが、もうちょっとどうにかならなかったのか。主人公の正太郎は鉄人を操作することにいつまでも葛藤し、自信を得るまでえらい時間がかかる。「エヴァンゲリオン」から10年経つんだし、こういう映画に個人の葛藤を盛り込むのは、もういいかげんウンザリだ。たまにはストレートにアクションを見せてくれ!と思った。
また、人間を愚か者共と呼ぶ敵役宅見零児の思春期性格、町工場の職人を尊重した鉄人28号のリフォームなど、こまかいメッセージ性もウザい。しかしニッポンの職人を尊重した割りには、正太郎のピンチの時に駆け付けた仲間が乗ってきた車が、シボレーだったのはなんか頭にきた。なんで国産車に乗らないんだ。こんな時に。

ゲーム視点の戦闘シーンはかなり見ごたえがあり、臨場感ある舞台設定では、ニューヨークの街を飛び回るスパイダーマン映画を観るニューヨーカーの興奮ってこんなだろうなあ、と思える興奮を味わえたのは良かった。が、それらを楽しめるのは全体の1、2割ほど。それ意外はダラダラした進行にイライラするばかり。戦闘シーンと人間ドラマの割合が逆転していたらかなりおもしろい映画になっていたのではないか。
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by 44gyu | 2005-04-04 22:12 | ★★